涙の卒業式(大長編)

朝「いよいよ最後やね」と嬉しそうにしていたけんけん。
いつもどおり、ゼリーを朝食に食べ、歯を磨き、用意していたスーツに手を伸ばしたところで・・・
ヴっ・・・_| ̄|○
ぎぼぢわ゛る゛い゛〜( ̄- ̄lll)
とにかく、卒業式なんて一生に一度のこと。
ナウゼリンの坐薬を投下っ、ドーン。
立ち上がれなくなったので、とりあえず学校に電話をする。
このところ、不登校症状が続いていたが、最後の最後までとなると、マチュダ先生も「まじですかぁぁぁぁぁ」
とお困りモード。
とりあえず、入場までのスケジュールを聞き、薬が効いたら、ぶち込むことにする。


すると今度は、顔の紅潮Σ( ̄ロ ̄lll)
体温、38.6℃。
ひゃぁぁぁぁぁY(>_<、)Y
朝の8:20に小児科に電話をして、指示を仰ぐ。
まず「ご卒業おめでとうございます」「いえいえ、ありがとうございます」
って、今、そんなこと言うてる場合、ちゃぅぅぅぅぅ(爆)
とりあえず、ナウゼリンには鎮静効果もあるので、使用したのは正解。
それから30分後に、アンヒバの坐薬を追加するように指示をもらう。
ただ、心的要因にしては、熱が上がりすぎなので、根底に風邪などもあるかもしれないとのこと・・・
指示にしたがって、坐薬連投。


なぜ、こんなに苦しいのに、休ませないのかを説明し、周りで完全にサポートするので、頑張るようにとかたく約束を交わす。
けんけん、気合をいれて学校へ。
カメラマンを頼んでいたイワイのお母さんも「ここで休ませることは、先々の不登校に繋がるかも」と、行かせることを勧めてくれる。
もう頑張るしかないんである。


児童指導のチュギハラ先生に、熱も上がっていることを説明し、本来ダメなんだが、駐車場を許可してもらい、車で乗り付ける。
そのままチュギハラ先生に手を引かれて、無事に間に合ったけんけん。
立派にやり遂げました。
卒業証書授与も、将来の夢の雄たけびも、一人ずつのセリフでつなぐ言葉も・・・
ママ子、涙がウルルっ(;_;)
ちょくちょく、先生が駆け寄っていたので、危うかったとは思うが。


しかし、フッとけんけん消える。
養護の先生走るε=((((o; ̄д ̄)o
保護者席からは、けんけんの様子がわからない。
職員席にいる、ロッテンマイヤー先生がそわそわ見ている。
ママ子の近くに座っていた、カワカミ先生が「けんけんくん、吐く可能性ある??」と聞いてきた。
かんなりヤバイ姿勢らしい。
「朝、吐き気を訴えてた」
と告げると、靴を入れていた袋を指差し
「あの袋、ちょうだい」
渡したが早いか、カワカミ先生、走る。 けんけんに手渡されたらしい。
直後、養護の先生が、黒のビニール袋を持って帰ってきた←目的は同じか( ̄▽ ̄;)
おおよそ式が終わりかけたころ、限界と判断したマチュダ先生の指示もあり、養護の先生がけんけんを連れ出す。
唇は真っ白。
荷物をイワイのおかーさんに頼み、一緒に退室し、保健室へ。


け『は・・・はきけが・・・』
マ『膿盆かなんかあります?』
養『はいっ』
ぱたりっ・・・
膿盆は使われることなく、ゼンマイの切れた人形のように、入眠けんけん。
起きたら・・・熱はあるけど、元気が出た(爆)
おそるべし心的要因っ
証明写真の時に呼びに来るから〜と、マチュダ先生も声をかけてくれ、なんとか記録に残るものには、すべて残ることができました。
めでたし、めでした。
いろいろと、みなさんにはお世話になりました。


しかし、しかしですね。 一点、汚点が・・・
朝からバタバタしすぎたため、完全に『おめかしをする』という余裕がなく、完全なる普段着でママ子は参列し(とりあえず、ピアスとネックレスだけ、パールを引っ掴んでつけただけ)、記念写真に、ひとりだけ平服の女が載ってますヽ(  ̄д ̄;)ノ
ああ… はずかしや(。−_−。)

後談

熱は下がってないけど、結局、小児科に行くより寝たいっていうんで、寝かしときました。
相変わらず、熱は下がらないけど、それ以外は何の異常もなく、昼ごはんには親子丼を食べ、夜はうどんをたべてます。
38.3℃の食欲にしては、元気なので、よしよし。


本日のオチは、ママ子が平服で参列したってことだけかいっ←なぜそんなにオチを望む??